この日 あなたのことを 想って過ごした
ちいさな出来事も 少し おかしなめぐりあわせも
あなたの きらきら光る 耳のうぶ毛が
ぼくを導いて 雲があるという 階段へ
記されて 思い出すんだ
青や 黒や かがやきの逆説は
あなたの眼を ぼくが忘れるように
仕組まれている きっと
ぼくが 死んでしまわないように
あなたを 知ることは 許されなかった
想いが強くて 打ち消す作用に
あなたは
一片の かけらとなって 舞い降りる
舞い落ちて ぼくの手のひらに
空虚を 刻印したんだ
ぼくは
そっと 手のひらを 閉じた…michinari
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