「なにか 残すことは あるのか」
うねる ことばは
ぼくの 脳髄を 刺した
首を そらしても 痛みは青黒く
自分の空が 見えない
遠く 考えたかたちの 接点は
ぼくの 手のひらに ある
頭をめぐる 反ことばは
ぼくの 脳髄に 甘さを見せた
一瞬 光のような 回転が
闇から堕ちて ぼくは このぼくは
腕は 振り下ろされて ばらばらに
壊れて 散った かけらだ
「なにか 残しておくことは あるのか」
最後のことばは ぼくの このぼくの
考えと かさなって 美しい
リボンに 結んで 捨てた
過去は 脳の奥深くに ひそむ
きっと 心 強く 黙して行なえば
過去が この先への 贈りものと
知っている 空は 見えないことで
ぼくに 教えているんだ
ぜったい ということばが あるのなら かならずという
考えが ぼくを 支配する
今 ここに 眠る青白い ことばたちは
堕ちてくる 一瞬の展開に 舞う
ひらひらと 花びらは 舞い
考えのなかに 空がかさなるように
ぼくは はじめるんだ ぼくは
回転して くるくると 飛翔したmichinari
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