
ぼくが はじめて
あなたに 逢った
朝へ
光るもの 輝くもの
あらゆる 奇跡に見える
朝の 色に
捕らわれている 姿を
…己の 姿を
知った…michianri
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わたしの身体が こうして
おおわれて いって
隠したい物は 隠されず
隠したくない物は
あなたを 知らず
身体の果てに
伝えることも なくて
ただ
その時を
待って…reyhiza
ぼくが とけている
この水は
あなたをさがす 眼を
手を 心を
冷たくして
しまうんだ
あなたの 名が
呼べない
声を 忘れている
あなたの姿も とけて
この水の 色に
ぼくの 眼も
手も 心も
たゆたう…michianri
ああ
からだの なかにある
かたち
あなたへ
伝うこともなく
ひかり
つみかさなる
なみだの
にじみ
ああ
眼をひらくことも
あたわず
あなたの
まぼろしに
沈むreyhiza
まぶしさを 耐え
やさしさに 心を
しめつけられて
重ねた指の
触れる 音へ
…
「ああ 行かないで…」
ぼくは 伸ばした手を
生きている
自分の
手に
重ねた
…michianri
あの 光に
眼を つむり
くっきりと 残る
影を なぞる
わたしの 指は
震えて 定まらず
心の形を 宿して
くずおれていく
光は まぶしく
瞼を 射て
あなたの形を
鮮明に
するreyhiza
わけなんて
いらないと 思う
ひとりでいる ぼくも
あなたを 心に しまっている
ぼくも
氷のように
すぐに融けて いくから
あなたと
混じりあいたいと
…michianri