fc2ブログ

reひとり~桜窓

.30 2010 詩とphoto comment(0) trackback(0)
reひとり~桜窓

   桜窓

閉ざした窓を 開いてみたら

春の陽射しと

ひとひらの桜の花びら

舞い込んで来た 束の間の

あの春の日

もう少し....もう少し....

わたしを見ていて

桜の花びら舞うこの時期に



sur
スポンサーサイト



re窓~ひとり

.27 2010 詩とphoto comment(0) trackback(0)
re窓~ひとり

   ひとり

ある日 ひとりでいることに 気づく
窓はもう 閉じられて 暗く

わたしがいるはずの ここは
あなたのぬくもりも 消えて

冷たい 花びらを 散らす
わたしは ここまで 来た…

あなたは ここまで 来て
わたしの手を ひく…

そうなることを
ねがう わたしがいる…
 


reyhiza

re導くもの~窓

.25 2010 詩とphoto comment(0) trackback(0)
re導くもの~窓

   窓

ぼくは その窓へ 向かった
あなたがいるはずの 窓へ

けっして 嘘ではなかったんだ
けっして 生きることを 強いてはいなかった

雨が 風が 雪が…
あなたを 連れ去った

その窓へ ぼくは 向かった
あなたがいたはずの 窓へ 



michinari

re哀しいことが~導くもの

.20 2010 詩とphoto comment(0) trackback(0)
re哀しいことが~導くもの

   導くもの

わたしを触れた あなたの手の
ぬくもりを感じて わたしは

すべてを話したい心を 翳らせてしまう
あなたには わかってほしい

あなたには なにも 知られたくない
哀しみのひとつひとつは わたしそのもの

あなたに 甘えたい あなたに
抱きしめられたい わたしは

孤独の闇を 着ているの
あなたのやさしさが 光のように 怖い

貼り紙のように わたしは ふるえる
あなたに そっと くちびるを よせた



reyhiza

re夢見月~哀しいことが

.17 2010 詩とphoto comment(0) trackback(0)
re夢見月~哀しいこと

   哀しいことが

何か 哀しいことが あったの
切ない心を 抱いているね

あなたの 琥珀色の 眼のなか
映り込む 淋しさが 見えたんだ

窓から 何かを うつろに見ている
あなたの肩を 触れてみた

とても つらいことなんだ
きっと 誰にもわからない

ぼくにも…
あなたがかすんで見える ぼくにも…

夢に見た 明日が 見えない
夢として あたためた 明日でさえ

空が 白く 明けていくと
きっと 心も 消えていくから…



michinari

夢見月

.11 2010 詩とphoto comment(0) trackback(0)
夢見月

予想もつかない空からの贈り物
春の雪........
しんしんと降り積もる雪

振り返った時
冷たい道が続いていた
忘れていた刺さる言葉が
小さな傷を運んで来る

過ぎた日々は
白く冷たい雪

温かな光のなかで
同じくらい降り積もる春の雪
この夢見月に.........



sur

薔薇のドレス

.10 2010 詩とphoto comment(0) trackback(0)
薔薇のドレス

   薔薇のドレス

薔薇の襞のドレスを着た 彼女の名前は
ルクレティア・パンチャーティキ

微笑みもなく 羞恥もなく
ただ 画家の後ろにある 疑義を 凝視している

薔薇の襞のドレスは 彼女には そぐわない
あまりにも美しい パフスリーブ

あまりにも それは薔薇なので ぼくは
ある古風な薔薇を 想い出していたんだ

画家はまるで 写真で一瞬を切り取るように
彼女の 一生を 切り取った

長いロザリオが 画面に貼りついて
それを物語っているように 見える

薔薇の 一生と 彼女の 生涯を
ひと粒 ひと粒が…



michinari
 HOME 

プロフィール

michianri

Author:michianri
『古薔薇~こそうび』のことや
薔薇展のこと
過去写真を
展開いたします
…ぼくが
オールドローズや空に
夢中に
なった
理由~わけ

にほんブログ村 花ブログ バラ園芸へ
                    人気ブログランキングへ                             ■ありがとうございます■

最新記事

リンク

最新コメント

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

最新トラックバック