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なにも かなわない?

.30 2009 詩とphoto comment(0) trackback(0)
なにも かなわない?

空を 見ていると いつも思うことがある
青を ずっと眼にしてきた人々は 眼の奥底に
青を 宿したのではないかと

手をかざすと いくつもの青となって 
ぼくの そばにあるものが 遠ざかり
まぶたを閉じると 灰紫色の天幕がおりて
遠くにあるものを とらえようとする

ふたたび 眼を開くと 青は
かなわない想いが かなうように思われて まぶしく
雲の動きにそって 流れていくぼくが いた


michinari

 
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re霧の朝

.30 2009 詩とphoto comment(0) trackback(0)
  静寂のゆくえ

ぼくは いつものとおり 森のはずれから 川をこえて

ひろい 静寂へ 向かった

ぼくの 心は 波立ち その先の大気のふるえを 感じた

いままで 見えていたものが 消え 眼は 不安げに

またたくけれども 光の流れが ぼくの心を 救う

一本の木は たしかにそこに あったのだから

その木の 幻に 静寂が宿っているように ぼくは

立ちどまった


michinari

re霧の朝

霧の朝

.29 2009 詩とphoto comment(0) trackback(0)
霧の朝

真っ白な霧に包まれた森に足を踏み入れた。

前も後ろも乳白色、空気の息遣いが伝わってくる。

大きな木のシルエットがぼんやりと見えるだけ。

何層にも積み重なった霧の中、

太陽でさえ、その威容が届かない。

鏡ほどの輝きもない。

静寂というものが目に見えるとしたらこんなものかなと思う。


一瞬、霧が晴れた。
さっきまでの幻想はどこへ…


Keiko


                  わたし自身が 無くなってしまったかと
                  そんなふうに 霧の中に たたずむ

                  お~~い
                  わたしはどこ??
                  乳色に 同化してしまったわたしの声は
                  いったいどこから聞こえるの

                  ささやくように 遠くで聞こえる川の音
                  わさわさと わたしをゆらす木々の音

                  その音の源に わたしが生まれる場所がある


                                       hitomi


    突然の雨
    スコールみたいなこの雨
    遠くの空は明るいのに、、、
    ipodと しばらく雨宿り
    曲は forever mine
    だから あなたにメールした


                  sur  


                           

re雨の日

.28 2009 詩とphoto comment(2) trackback(0)
まっすぐ歩いて
どこへ 行くのでしょう

その先の 曲がり角に立って
雨に打たれて 唇を噛んで

あなたは その先の先へと続く道に
ふりかえらずに 進んで行く

川面の青と 雨の青と 
いつかはそうだったはずの空の青と

そして今は透きとおるように青いあなたの心と一緒に。


hitomi

re雨の日

雨の日

.28 2009 詩とphoto comment(0) trackback(0)
雨の日

ぼくは 歩いていた
そんなに遠くへ 行くつもりは ないのだけれども
足を まっすぐに伸ばして 歩いていく

川ぞいの道は 雨がかたむいて ぼくを打つけれども
道の水たまりが ぼくの歩みを はねかえそうとするけれども
傘はこまかく揺れて ぼくの心を ふるわすけれども

ぼくは まっすぐに 歩いていた
ときおり 通りすぎる風に
ふと 顔をあげると
強く降る雨は
ほほを流れて くちびるのすきまに 消えていく

ぼくは さらに強く くちびるをむすんだ
まっすぐに歩くために

川面の鳥が 青く 見える

心は しずかに 押しだされていった
 

michinari

reなまえ

.27 2009 詩とphoto comment(0) trackback(0)
     出会う

雲と 光の 出会いを 見つめていた ぼくは

遠い空に 風の 生れくるようすを 想っていた

灰青い 風のなかを 自由に 飛ぶ光と

月の 手に とらわれて 薔薇色の花になる 雲と

その出会いは 劇的に ぼくの世界を 支配した


michinari

reなまえ

なまえ

.26 2009 詩とphoto comment(0) trackback(0)
なまえ

あなたの(なまえ)を
知らなくて・・・・
ごめんなさい

ひろーい花畑から
はずれたあぜに

ひそやかに咲いていた あなた
育てられ 愛でられて揺れる花たちの

傍らに

小さな光だけを集めて
咲いていたあなた

そこがあなたの居場所
神さまが決めてくださった場所

あなたとわたしの出会った場所

わたしは あなたの
あなたはわたしの
(なまえ)を知らないけれど

そこが
ここが

わたしたちの場所



hitomi
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michianri

Author:michianri
『古薔薇~こそうび』のことや
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